2025年3月26日、島根県にある出雲大社を参拝しました。
全国的にも有名な「縁結びの神様」として知られており、以前から一度は訪れてみたいと思っていた場所です。
この日は天気にも恵まれ、神門通りを歩く人の流れも穏やかで、全体的に落ち着いた雰囲気でした。 鳥居をくぐり、参道を進むと、徐々に境内の静けさに包まれていきます。
歩いているだけで自然と気持ちが整ってくるような、そんな心地よさがありました。






本殿の前に立ったとき、さすがにここは空気が違うなと感じました。
建物の迫力というよりは、周囲の音が自然と遠ざかるような、静かな緊張感がありました。
多くの参拝者がいましたが、皆それぞれの思いを胸に、落ち着いて手を合わせているのが印象的です。




私はこれからのいろいろな縁を願って、ゆっくりとお参りをしました。
祈ったあと、ふと見上げると空が晴れていて、少しだけ背中を押してもらえたような気持ちになりました。
大げさな感動というより、自然と「来てよかったな」と思える、そんな場所でした。




出雲大社
御由緒
大国主大神様は、豊かな自然と平和に満ちた「豊葦原の瑞穂国(とよあしはらのみずほのくに)」を築かれた神様です。
その後、大神様は国を天照大御神様へお譲りになりました(これを「国譲り」と呼びます)。
天照大御神様はこの大業を大いに喜ばれ、大国主大神様に対して「これからは“目に見えない世界”を司り、人々を幸せへ導いてほしい」と願われました。
そして大神様の住まいとして、立派な御殿「天日隅宮(あめのひすみのみや)」が、出雲の宇迦山のふもとに建てられました。
こうして大国主大神様は、見えないところで人々の縁や幸福を結び、今もなお多くの人々の信仰を集めています。
この御社は、時代と共にさまざまな呼び名で呼ばれてきましたが、現在は「出雲大社(いづもおおやしろ)」の名で親しまれています。
御祭神
- 大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)
ご利益
- 縁結び
大国主大神様は「むすび」の神様とされており、人と人との良縁を結ぶ力を持つと信じられています。国譲りの後、見えない世界を司る神として「人々の幸せを導いてほしい」と天照大御神様から託されたことが、縁結びのご利益の由来です。 - 家庭円満・子孫繁栄
神話において大国主大神様は多くの妃と子をもうけたことから、家庭運や子宝、子孫繁栄の神としても信仰されています。 - 商売繁盛・農業繁栄
国造りの神として知られ、豊かな国土を築かれたことにちなみ、商業や農業の発展、事業の成功を祈願する人も多いです。 - 厄除け・災難除け
大国主大神様は多くの困難を乗り越えて国造りを成し遂げた神様です。その強靭な力にあやかって、災いから身を守る力があるとされます。 - 開運招福
全体運を高め、幸運を呼び込む「導きの神」としても知られており、人生の節目や新しいスタートを前に参拝する人も多く見られます。
御朱印頒布時間
出雲大社では、以下の2箇所で御朱印を受けることができます。
- 御本殿
- 受付場所:拝殿裏手の受付所
- 受付時間:7:00~18:00
- 神楽殿
- 受付場所:神楽殿左側の受付所
- 受付時間:7:00~18:00
また、出雲大社の境内にある「北島國造館」でも御朱印を受けることができます。
- 北島國造館
- 受付場所:北島國造館境内の授与所
- 受付時間:9:00~16:00
鎮座地
- 島根県出雲市大社町杵築東195
アクセス
- 飛行機を利用する場合
- 出雲縁結び空港からのアクセス:
出雲縁結び空港から出雲大社へは、空港連絡バスが便利です。1日2本、出雲大社直通のバスがあります。
時間が合わない場合は、出雲市駅行きのバスに乗車し、駅から一畑電鉄または路線バスに乗り換えて出雲大社へ向かいます。
- 出雲縁結び空港からのアクセス:
- 電車を利用する場合(JR出雲市駅から)
- 一畑電鉄を利用する場合:
JR出雲市駅に隣接する「電鉄出雲市駅」から出雲大社前駅まで約25分(途中、川跡駅で乗り換えの場合あり)。
出雲大社前駅から出雲大社正門までは徒歩約10分です。 - 路線バスを利用する場合:
JR出雲市駅北口の1番乗り場から大社行きバスに乗車し、約30分で「正門前」バス停に到着。
バス停は出雲大社の正門の目の前にあります。
- 一畑電鉄を利用する場合:
- 自家用車を利用する場合
- 各地から山陰自動車道を利用し、「出雲IC」で下車。国道431号線を経由して出雲大社方面へ向かいます。出雲大社周辺には無料駐車場が複数あり、車での参拝も便利です。